基礎電磁気学に触れる機会を得た。電磁気学の基礎の部分であり、先生の言葉を借りれば、電磁気学の大事な部分のエキスの上澄み部分。きっと、電磁気学の入り口に立って、中をのぞいてみてるかんじかな~と思う。
基礎電磁気学のテキストを読んでも、最初は言葉についていくので精いっぱい。でも不思議なことに先生の説明を聞くと電荷や電束、ガウスの法則、磁力線や磁界が生き生きと映像になって見えてくる。電磁気学の表現方法=公式を覚えて、公式から、イメージを理解することができることを知った。電流のアンペア数や、距離、長さ、角度などの数値を入れることで、そこにあるエネルギー量を理解することもかじった。この経験により、私にとって今まで縁もゆかりもなかった電気の世界が、おもいがけず魅力的で面白いものに変貌した。地球は大きな磁石であること、同軸ケーブルの仕組み、高圧鉄塔の近くの高電圧、部屋についているコンセントとプラグそこではなぜ感電しないか。雷は何ボルトあるか…。メモリーの静電容量…静電気の関係。漠然とは知っていたが、そこに数値を入れ計算することでイメージが得られることを通して、電気を使う身近にある製品の見方が全く変わった。改めて便利であり、怖いものでもあることを思った。そして、もっと知りたいという気持ちが芽生えた。
この1年半(プラス予習半年の合計2年)で電気回路理論、電気工作、そして電磁気学を学ぶ機会を得たことは私自身選んだこととはいえ実は想定外のことであった。実際、物理の基礎がないので準備、予習に大変に苦労したのだが、なんとか授業を最後まで楽しく受けることができた。そのうえ、電気は電力会社が作った工業製品ぐらいに思っていた私が、自然現象を利用したものだと理解しエネルギーを変換することについて実感できるまでになった。(エキスの上澄みの数滴分)大変な成果である。この成果を得られたのはひとえに、授業に受け入れてくださった先生のおかげだと思う。何とかして、この経験を生かしていきたいと思う。
まだまだ、人に説明できるほどの詳しさと、理解の正しさは持ち合わせてはいない。しかし、”解らない子が理解し面白いと思うまで”というテストケースにはならないだろうか。私なりに進化させ電気の世界の魅力について考えていきたい。
ありがとうございました。
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